「君に逢わせたいひとがいる」栞出版が生まれた理由
- シオリ 品川
- 8月13日
- 読了時間: 3分
更新日:8月17日

もし10代のころに、あなたと出会えていたら
──私の人生は、きっと違っていたと思う。
原風景──あの日の私
わかりあうこと。笑いあうこと。
10代のころには、すっかり諦めていた。
そんな自分を癒したくて、
高校教師になったのかもしれません。
高校生たちとの時間は素晴らしくて
生きている実感がありました。
けれど同時に、想像以上にハードで
25歳のある日
心も体も限界を迎えます。
退職し、9年間
病院、薬、カウンセリング…
どれも「普通の生活」を
取り戻すきっかけにはならず、
34歳になっていました。
そんな私を救ったのは
ある日ふと始めた
2時間半のウォーキング。
雨の日も、風の日も
傘をさして歩き続けました。
毎日続けた10ヶ月後
私は心の健康を取り戻します。
立ち上がるまでの年月
「なぜ心を病み、なぜ回復できたのか」
その問いを胸に
私は中医学、薬膳、心理、精神の世界へと
学びを広げていきました。
すると
素晴らしい人たちとの出会いが
次々と訪れます。
孤独だった10代のときに出会えていたら…
倒れる前に出会えていたら…
そんな思いが何度もよぎりました。
私が子どものころ、20代のころは SNSもない時代。 田舎の小さな本屋では 「本当のことを知りたい」という
私の中の渇望が
満たされることはなかった。
振り返れば
あのときの乾きと痛みを癒すために
学び続けてきたのかもしれません。
出会いが運命を動かす
2018年
濱咲舞さん(舞ちゃん)と出会います。
「クラスで一緒だったら
友だちにならなかったね」
と笑い合える2人が、なぜか意気投合。
抜群のコミュニケーション力の持ち主です。
そして2022年の夏、 吉武大輔さん(大ちゃん)に出会います。 以前から知ってはいたのですが、 その年の夏休みに
家族で俵山ビレッジを訪れたんです。
初対面は不思議でした。 言葉がなくても「ちゃんと流れている」 ──そんな感覚。 2023年7月7日 大ちゃん「一緒に出版社を作る?」 私「やります」と即答。 (出版社なんて考えたこともなかった笑)
2023年夏 舞ちゃんをメンバーに迎えます。 初めてリアルで集まったとき 「この3人なら、きっと面白くなる」
──そんな予感がありました。
ビジョンが言葉になるまで
ある日、私たちは こんな言葉にたどり着きました。
「面白い大人と10代をつなぐ」
ここでいう“面白い”は
肩書きや成功だけじゃない。
生き方そのものが
魅力的な人のこと。
そして“つなぐ”方法は、
本、ZINE、ブックカフェ
コミュニティ…出会う場の形は
いくつもあっていい。
栞出版のこれから
これから栞出版は、
誰かの人生の道標になる
本を作っていきます。
その本の向こうには、必ず人がいる。
ページをめくった先で、誰かと出会う。
だから私は、こう呼びかけたい。
君に会わせたい人がいる。
きっと、あなたの未来を変える人です。
3人に聞いた「10代のころ出会いたかった大人像」
シオリ どんな私も受け止め包み込み、 知りたいことを教えてくれる人
大ちゃん 本音で話せる、失敗も笑って話せる人
まいちゃん 夢中になれる何かを持っている人
あなたが10代のころ 会いたかった大人はどんな人ですか? よかったら、教えてください。
シオリ
